「昔、新田真子のハイパークラブっていうのが好きだったんだ。ちなみに、新田真子は『しんだまね』と読む」
「知らない」
「まあ、↓こういう内容だ。エクソスケルトンという一種のパワードスーツとか、ESS(エクソスキンスーツ)とかいろいろ出てくる。下のイラストで女の子が着込んでいるメカメカっとしたメカがエクソスケルトンだな」
「それがどうした?」
「そして、これが今日見た日経サイエンス2011年11月号。出版されたばかりの新刊だ」
「え、エクソスケルトン?」
「もちろん、フィクションの話が書かれているわけではない」
「なんか洒落にならないぞ」
「そのへんの女学生が使ってるわけじゃない、という点を除外すれば、かつての未来予測は既に現代そのものだってことだね。これは驚いてのけぞった」
「夢想の空想の世界に逃避してる場合じゃないってことだね」
「夢想している間に、現実が夢想を追い越しかねない」